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■「イースタン・プロミス」   ★イチオシシネマ

  
(C)Focus Features LLC. All Rights Reserved.



原題

Eastern Promises
製作年度/国

2007年/イギリス、カナダ、アメリカ
上映時間

1時間40分
日本公開

2008年6月14日
配給会社

日活
ジャンル

サスペンス、犯罪、ドラマ
カラーorモノクロ

カラー
上映劇場 シネ・リーブル梅田シネ・リーブル神戸京都シネマ 他
http://www.easternpromise.jp/theaters/index.html

監督


デヴィッド・クローネンバーグ(「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
                  「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」)
脚本

スティーヴン・ナイト(「堕天使のパスポート 」)
音楽 ハワード・ショア(「ディパーテッド」「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「アビエイター」)

キャスト ニコライ ヴィゴ・モーテンセン
アンナ ナオミ・ワッツ
キリル ヴァンサン・カッセル
セミオン アーミン・ミューラー=スタール
ステパン イエジー・スコリモフスキー
ヘレン シニード・キューザック

公式HP http://www.easternpromise.jp/ (日本)
http://www.focusfeatures.com/easternpromises/ (アメリカ)
http://www.easternpromisesthemovie.co.uk/(イギリス)

ストーリー イギリス、ロンドン。ある日、助産師のアンナのもとに、身元不明のロシア人少女が運び込まれる。少女は子供を身ごもっており、出産ののちに息を引き取ってしまった。アンナは、少女の残した日記を頼りに、孤児となった子供のためにも彼女の身元を割り出そうとするが、日記はロシア語で書かれており読むことができない。そこで、ロシア生まれの叔父に翻訳を頼むことにしたが、そこには恐ろしい事実が記されていた。 手掛かりを辿るうち、アンナはニコライと出会う。ニコライは町で有名なロシアン・マフィアのボスの息子、キリルの運転手。知らず知らずのうちに、危険な場所に足を踏み入れてしまったアンナを何故かいつも助けるニコライ。ニコライの持つ秘密とは? 日記が示す犯罪の行方は? いつしかニコライとアンナの運命が絡み合っていく…。

K’s Point 熟練した職人クローネンバーグの人間洞察に唸る
マフィアの悲哀を描いた名作に、また一つ名を連ねるであろう作品が誕生した。感傷に浸るだけの単なるセンチメンタルな映画とは一線を画す重厚で見ごたえのあるドラマは、現代イギリスで移民社会が抱える問題を、リアルなまでに浮き彫りにしていく。
床屋で喉を掻っ切られて絶命する客。下腹部から血を滴らせ、よろよろと入って来た薬局で倒れてしまう少女。傑作スリラー「隣人は静かに笑う」のように、開始わずか数分でいきなり突き付けられた謎。私たちは少女の遺品であるロシア語の日記の真実を追いながら、そこにうごめく曰くありげな人々の心理や生き様といった深部へと誘われて行く。「スキャナーズ」「ザ・フライ」など、ホラー映画でならしたデヴィッド・クローネンバーグ監督だが、その頃から人間の内面をえぐることには長けていた。今回も、「家族のドラマや文化の衝突を描きたかった」(パンフレット掲載のコメントより)というだけあって、特殊な世界を舞台にしながらも、万国共通のテーマに重きを置いて、誰もがのめり込めるストーリーに仕立ててみせている。
ディテールにこだわり抜いた超一級品に、無駄な登場人物や出来事など一切ない。予告編ですべてが語られるような凡作との格の違いを、まざまざと見せつけられた。

K’s Point 大人の男の色気はヴィゴに学べ
ヴィゴ・モーテンセンの魅力について語れと言われたら、どこから話したら良いのか迷ってしまう。それくらい彼は卓越した俳優であり、本作ではそれがあますところなく引き出されている。アカデミー主演男優賞にノミネートされたのも納得の演技は、まずなりきり方からしてすごい。ロシアン・マフィアの運転手を演じるにあたり、ロシア語訛りの英語を習得。訛り英語の名手としてはメリル・ストリープが有名だが、この手の才能(とそれを活かす根性)が名優と呼ばれる人には備わっているものだ。それを操っている時点で、ヴィゴはもうロシア人にしか見えない。そして、鍛え上げられた肉体。裏稼業に生きる男の人生を充分に物語る。もうマフィアにしか見えない。自我を押し殺し、ボスの息子キリルに仕える忠実な男は、一見クールで寡黙。だが、内には血の通った人間臭さを宿している。後者を前面に押し出さず、ほんのりと滲ませているのがたまらない。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのアラゴルン役のヴィゴしか知らないという方には特に、更に渋みを増した演技をご堪能戴きたい。


※“イースタン・プロミス”は、イギリスの東欧組織による人身売買を意味する。

    
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